イヤッッフゥ――――――――♪今作品も最高だったぜい♪ ええと。この回のテーマ(裏)は、 『前回で騎士に救われた姫が、体を張って騎士の名誉のため共に闘うラブ・アクション』 っことで間違いないですかね、公式さま・・・? とある武家の財産目当てのお家騒動に、仕事人がそれぞれの繋がりから関わることになる、というお話。 仲間内でもっとも無関係だったのは秀ですが、首をつっこむことになる理由の一つが『勇さんの恋』という。ええ!? 実際のところ本筋にはほぼ絡まない案件なんですが、秀だけが個人的に勇次に同情しているのが非常に萌えます。 今回の私的視聴ポイントは、秀が一貫して勇次と【心を通い合わせた言動をしている】点でした。 前回よりグッとくだけた口調や態度に、心の成長を感じてしまう。 例の救出劇の小舟で、二人きりの時間に何があったの?。 いや、さすがに弱った姫に手を出す騎士ではありませんからソッチ方面ではなく心理的にね(訊いてないよ)。 不可抗力な状況が秀の武装解除するきっかけになったのは確かな気がします。 隠れ家でのやりとりでも、勇次をちと見直してる様子だし。 などと、拷問回の流れから連想される妄想はまだまだ尽きません。 大変な熱量の燃料を投下して下さった公式さまには感謝しかないですね。 さて、新たな話に入る前からここまで地ならしが出来てしまっている勇&秀、今回はどんな接近を見せてくれるのやら・・・ ************************************* 今年もあとひと月たらず。職場で何となく寂しく空を見上げた主水が、 外回りで擦り切れた足袋を繕っています。嫁はやってくれないんだな泣。と、同僚の恩地伊織が田中様に呼ばれました。 最近、遅刻や早退が目に余ると厳しい叱責。 黙したまま理由を言わない恩地を、 「いやなら辞めて貰っても。あんたじゃなくても代わりはいるんですよ」 と冷たく突き放します。 その後、厠で恩地と一緒になる主水。 脱線しますが、奉行所みたいな男所帯の役所には、男子用小便器ってあったんですね。あのシーンを見て新鮮でした(笑) 苦労知らずの思いやりのないヤツが上司だと苦労しますよね、と年の近い同僚に労りの言葉をかける主水でしたが、 恩地さんがふと、今晩一緒に呑まないかと誘って来ました。快諾する主水。 いつも忖度組の連中しかいないと思っていたら、まともな同僚もいたんだ、と何だかホッとする場面です。 連れ立っての帰り道の途中、自分で野菜など買って自宅で鍋を用意してくれる手マメな恩地さん。 しかも鯛のお造りまでもが料理屋から届けられます。 羽振りの良さに驚くと同時に、部屋の調度品がさりげなく上質なものと気づく主水。 あらためて問うてみれば、恩地さんの細君の実家から引き継いだものと聞かされまたびっくり。 「なんだ、私と同じ恩地さんも婿養子なんですかあ!」 婿養子の辛さを分かち合える同士がこんな身近にいたとは、と一気に親近感を抱く主水です。 資産家という点では、中村家とは雲泥の差ではあるものの。しかしこの資産が原因となって惨劇は起きるわけですが。 ただ、ゆっくり腰を据えて呑もうとしても、突然の来客などに邪魔されてどうにも落ち着かない。 しかも温厚な恩地さんが、押しかけてきた本家筋の侍に厳しく「帰れ」と怒鳴るほどとは。 何やら人に言えない込み入った事情がありそうな家です。 その夜、もう寝入った主水を田中様が突如訪ねて来ました。寝ぼけ眼で出迎えた主水に、その場で火急の出張命令が下されます。 それは出羽(山形)の酒田へ、江戸から逃亡し捕縛された名のある罪人の身柄を引き取ってくるというミッション。 主水としては滅多にない大役ですが、この寒い時期にさらに雪深い土地に向かうのを渋るも、 せんりつは大乗り気で田中様にお土産まで渡して礼をいうのでした。 翌日、さっそく旅装に身を整えた主水、江戸を出る前にどこに立ち寄るかと思えば、通いなれた職人の家! なんでいちいち秀んちに挨拶に来なきゃならんのか。通達なら情報係の加代でも良くない?(笑顔) ともかく土間に立ったままの主水から出張を聞かされた秀はぽつりと一言、 「この寒いのに、ずいぶんと遠いとこに行くんですね・・・」 ですね?しかもなぜか上り口に座り込み両膝を抱える仔猫のポーズ! 他人行儀な丁寧語といい、拗ねてるを全身で表現。ガキかよ!!(歓喜) 「仕事だからしょうがねーじゃねぇか」 デレる主水もまるで若い愛人を宥める口調。いったいこの二人、ほんとのところどういう関係なのか。 「秀。おめぇ言っとくがおれの留守中、裏の仕事に手ぇ出すな」 あらたまった声で言い出す主水に、無言で顔を上げる置いてかれっ子。 「いいか?三味線屋にも言っとけ。おれの居ねぇ間に姑息な真似するとコレが飛ぶってな」 手刀を首に当て横に斬る仕草で脅しをかけてますが、 留守中に秀が勇次と個人的に接点を持つことは、もう認めてる(諦めてる)わけね、きゃっ。 おふざけ無しの主水にダメ押しされ、さすがの天邪鬼も口ごたえせず沈黙。何だかんだと一番頼りにしてて一番怖いのは主水。 ったくもうきゃわいいったらねーよ(*´Д`) そんな話をしている折、隣の加代んちに誰か訪ねて来た声が。それは恩地さんでした。 昨夜聞いた話によれば、彼の妻は二十年来の病に伏せっています。 最近になって長年仕えていた者が国元に帰ってしまい、 現在世話をする手が足りずに困っているとのこと。 ここのところ続く遅刻・早退も妻の介護の為だったと知った主水が、何でも屋の加代の名を出して訪ねるよう勧めたのでした。 恩地さんに加代の話をしたとき、 「気のいい女でね」と自然に口にした主水。陰ではちゃんと認めてるんですね(^^) 主水が出立した後。恩地さんに一方的に前金を置いて行かれた加代が、秀んちに飛び込んで来ました。 弟キャラなのにみんなから報告される役どころって・・・やっぱ天使だから言いたくなるんかニャ? 病人の世話だなんて辛気臭くてヤダだの、紹介した八丁堀への文句だのボヤキつつも、 安くはない前金に釣られて取りあえずは出かけてゆく加代。 しかしいざ恩地家を訪ねてみると、物腰穏やかで武家なのに偉ぶったところがない夫妻の品の良さと、 病人の妻・日輪(ひわ)の弱々しい有様を前にして、断れずにそのまま奉公することになるのでした。 場面変わって、いよいよ私的に問題のシーン。 市中の店先で猫を抱いてはしゃいでいる芸者を通りすがりに見かけて、声をかける勇次。 (ところでこの芸者役の女優さん、どこかで見た覚えが・・・と思ったら、無印で悲劇の吉原女郎役をされていた方でした。 おとわの指令で、秀が美脚の飛脚に扮して木曽路を爆走する『走れエロス』の回ですね) 三味線が上手くなるよう近くまで願掛けに来たという芸者・小玉(こだま)とにこやかに立ち話するも、ふと声を潜めた女から、 「ちょっと寄らない?」 と真昼間からのお誘いキター! すかさず「いいんですかい?」と乗ってしまうこの尻軽、いや、尻ではなくヤ●チ●め!! しかしホイホイついてくのは遊び慣れた身としていささかちょろすぎる。 そこで「他に誰かいい人がいるんじゃ・・・」と一度引いてみます。 小玉「そんな人いない。勇さんがなってくれる・・・?」 えっ・・・?たったこんだけの駆け引きで? どっちもどっちだゴラァ!!!!! だれかぁ〜おりくさん呼んできてちょうだ―――――い(/・ω・)/ もうちょっと女を見る目があると思っていたんですが、何をとち狂ってしまったのか勇さんよ。 ママンの不在が長すぎて寂しくなってたのかな (あり得る)。 ま、この恋のおかげで勇秀的蜜月シーンがあるので、文句は言えませんがね。 芸者なんざ所詮当て馬に過ぎねぇのよぉ!(鼻息) ※おまけの創作小話では、勇さんの魔が差したわけを勝手にこじつけました笑。 〈続〉 ★ 妄言ノ間「目次」に戻る
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